blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

アッテネータを上に

いつも手が届かなくて首が痛くなるので、アッテネータを上のどこかに付けようかと思っていたのだけれど、いっそ、リモート制御可能にして家から変えられるようにしよう。
PI010が一つ、手持ちであったので、12Vの電源はBIN(NIM)から取って、制御用の可変電圧は、HPのDAC、59501Bを使おう。プログラムは作ってあったはず、と思ったら何十年も前にPC-98用に書いたものだった。そして、そんなものはHDDごと、と言うか本体ごと、とっくに廃棄している。
どこかにコピーがとってあったはず、と探し回ってようやく見つけた。ほっと一息。検索すればプログラミングマニュアルは落ちているのだけれど、cmd 7,"+&U" とか言われても困るのだ。
ちなみに、+記号がアンリスンで&とUはリスナとトーカーのアドレスらしい。そして7がGPIBデバイスの番号。これは分かる。昔のFORTRAN式の考え方だ。ともかくPC-98用に書いたのが残っていたので、これの先頭に{$APPTYPE CONSOLE}を入れるだけだ。

と、たかをくくっていたら、アジレント(Keysight)のUSB-GPIBコンバータ82357BがWindows7に認識されない。IO Libraries Suiteは最新のv17を入れてあるのに、、、。でさらにバージョンアップして17.3にしたらあっさり認識した。NIのVISAでも認識している。

さあ、試運転、と思ったら、何と、82357Bは、NIのVISAからはあくまでVISAデバイスとして認識されるのであって、素のGPIBとしては見えないらしい。つまり、NIのGPIB.DLLは使えず、vi-openとかしてやらねばならない。これはもう面倒なので、NIのGPIBが付いているPCで明日試すことにした。
それにしても、NIのドライバはすごい。PCIのGPIBボードでもUSB変換のGPIBアダプタでも同じDLLで対応してしまうのだ。

【後記】2017年5月、引っ越し後、82357Bを繋ぎ直してドライバ認識させると、ちゃんとNIのGPIB.dllで動いた。
おそらく、KeysightのIO Libraries Suiteのオプション設定(Keysight 488 Options)で、Enable Keysight GPIB Cardsをチェックしたせいだろう。しかし、よく動くもんだ。