スーさん御製のφ10ダイスが噛んだので、八方に手配した。速攻で図面を引いて工場に頼み、Aさんに地元でプレスが可能か聞き、Kさんにダイスが無いか聞いた。来月までにプレスが必要なので出来そうなことは全て手配した。
幸い、Kさんが富士ダイス製の超硬ダイス(ピストン先端が超硬)をお持ちだったので使わせていただいた。
プレスピストンφ50、300barちょい程度(30MPa)まで加圧。ダイス治具孔径φ15、「押し玉」は一つのみ。両面鏡面仕上げで、同じく鏡面仕上げの短ピストンとの間に粉を入れた。
厚さは粉の比重を計算しておかなければいけなかったのだが、自分も周りの人も誰も計算していなかった。面白いから是非やってみてね、と伝えておいた。Kさんは自分の粉は大抵6くらいと言うので、1g入れたら2mm厚になった。どうやらKさんの粉より軽いらしい。二回目以降は、全て0.5g程度にした。
毎回、清掃しないと噛むそうなので、四人がかりで、「秤量、プレス押し、取り外し、清掃」、を繰り返して、φ15×厚さ1mmのペレットを14個作った。薄いので、殆どのペレットにヒビが入っているが、Aさんによれば旨く割れたやつは隙間に貼れば良いので問題ないとのこと。
今回の最大のイノベーションは、押し玉が「ちょっとだけ噛んで」取れなくなった場合、アルコールを入れて長ピストンで押すと良い。ちなみに、ちょっとだけでなく噛んだ場合は「オワタ」になる。
△旨く行った例(他は殆ど割れた)。こんなにプレスしたのは人生で初めて。
△一枚一枚薬包紙に包んで、シリカゲルを入れて、梱包材を入れて、、、、。