blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

直流電源リモート制御、うまく行かず:2nd-loop始末記2

結局、案の定、高砂の電源は無かったので、菊水のPANシリーズを使うことにした。十年位前に、昔からある電磁石の励磁用に購入した70V/2.5Aである。ちょっと大きすぎるかも知れないけれどこれしかないのだから仕方が無い。
菊水の方がちょっとソフィストケートされていて、前面のDIPスイッチを切り替えて、背面のワンタッチリード線止め孔に、制御用低電圧を入れるだけ。ただそれだけである。テスト用の小型電源で試すと、確かに上手く行く。リモート制御時も、CCのつまみは積でオーバーライドするし、CVのつまみはリミッタになってくれる。
で、Cryo-conのA-out(アナログアウト)に500Ωをつないだもの(0〜約10V)を6-7ピンにつなぐと、、、、

  • CCとCVのつまみはちゃんと働く
  • 電圧表示はマイナスで数十V、実際の出力はプラスで数V
  • 電流表示はプラスで数A、実際の出力はプラスで100mA
  • リモート制御も確かに働く

ン、ン?と言う感じ満載である。おまけに、電源コンセントを別のところに繋ぎ変えたら、電流出力が1割ほど大きくなったので、怖くなって中止した。
どこかで干渉してしまっているのかも知れない。
ちなみに、リモート電圧ライン(1mくらい)はシールドにして、編線は指定通り、+出力に繋いでいるし、ヒーター線がグラウンドに落ちているというようなこともない。

準備した配線。出力電流モニタ(100mA)と、A-outモニタ(10Vで50μA流れるように、200kΩの分圧器を入れた。電流計の内部抵抗は2k程度)、そして、A-outの電流−電圧変換用500Ω抵抗。