以前のメモで記した、KM2netのUSB-IO2.0(AKI)のであるが、VI_ATTR_USB_BULK_IN_PIPE属性が、
Error
VISA: (Hex 0x3FFF0082) 指定されたオブジェクトリファレンスは初期化されていません。
となっている。もしかして(結局違ったが、、、)、それはボード上のポートの設定を全部出力専用にしてしまったせいではないかと思い始めた。試すのは簡単で、デバイスマネージャで「NI-VISA USB Devices」の中の「USB-IO2.0」のドライバを削除(ソフトウェア削除もチェック入れる)して、再接続し、通常のWindows HIDドライバで認識させる。すると今度は、デバイスマネージャで、ヒューマンインターフェースのHID準拠デバイスとして、ハードウェアIDが、HID\VID_1352&PID_0121 のような番号で登録される。
これを確認したら、秋月で購入時に付属していたツールUSB-IO2.0(ダウンロード可)で、入力設定のボタンを押して、入出力状態を全部赤色(=出力用)にして、設定変更ボタンを押して、プラグ抜き差しで再接続。
さて、VISAツールで確認すると、、、orz、やっぱり、BULK_IN_PIPE属性はエラーのまま、とほほ。
秋月の廉価版でない、KM2net版(但し送料を含めると同じ価格)ではどうなのだろう?
(後記)2021年3月記。FT232H(FTDI製)を積んだAdafruit社の「USB to GPIO+SPI+I2C」基板が使えるかも知れない。ただ、簡単ではなくて、FTDI社のVirtual Com port(VCP)ドライバを入れるか、サードパーティの有償ドライバ(viかも知れない)を入れるかする必要があるらしい。
knowledge.ni.com
(後記)2021年4月記。上記の品物、買ってみた。結論、ダメだった。VCPを入れると、visaに確かにシリアルポートと認識される。しかしそれでは、USB-シリアル変換アダプタが一つ出来ただけである。シリアル側でメタコマンドが打てて、GPIOに入出力できなければダメなのだ。以前、試したvisa用ドライバの強制執行もエラーになってダメ。
しかしよくもまあ、km2netはvisaに愛されていたのだと、、、。出力専用だとしても、誰がこのドライバをそれも中途半端なヤツを書いたのだろう。