blochの日記

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キーサイトのGPIBをNIのVISAで動かす(3)

以前の〔メモ1〕、〔メモ2
キーサイト(旧アジレント・HP)のGPIBアダプタを、NIのVISAで動かす方法について。
最近、WindowsもVISAもバージョンアップして、見かけが変わったので再びメモ。
今回、混乱したのは、NIのVISA-MAX(Measurement & Automation Explorer)がなかなか見つからなかったところ。正式名は、「NI MAX」であり、ハイフンは入らない。また、「NI-488.2 MAX」と呼ばれる場合もある。
 

NIの488.2ドライバをインストールする際にMAXにチェックを入れる。(VISAドライバとは別に入れる必要がある)

※自分はgpib-32.dllを呼んでいるので、488.2ドライバを別にインストールしている。VISAドライバ経由で、GPIBを呼べるかどうかは未検証。
 

NI MAXが無事にインストールされた

 

IDNが通じないチョー古い装置も認識してくれている

  
 

アジレント/HPのGPIBを認識させるには、488.2オプションでなく、VISAオプションから設定する

 

以前に記したように、「パスポート チューリップ」にチェックを入れる。なぜTulipsなのかは不明だが、その昔、IBM-PC互換機でTulip Computerというのがあったらしい。関係あるのだろうか?

  

このNIのソフトウェア設定(488.2&VISA)が終わったら、今度は、Keisight側の設定。
まず、というかこれ一つだけなのだが、Keysight IO Suiteというやつをセットアップ。

NIのドライバはサイズが小さいが、これらは「ダウンローダ」であり、起動すると大量のファイルをオンラインで導入する。

  

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無事にセットアップが終わったところ。黒く丸いアイコンがIO Suiteである。緑のアイコンは「NI デバイスモニタ」であるが、使わない。

キーサイトのIO Suiteをセットアップ、実行したところ。デバイスが認識されており、IO通信も正常に行われるが、NI-VISAを使う自作のソフトウェアは未だ動かない。

  
 
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設定は「歯車のアイコン」一択で「Settings」。最初、これが分からなくて大分、往生した。
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この画面で、Enableにチェックを入れる(こんなのは昔は、無かったような気がする)

何とか動くようになった。が、誰もいない。