blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

テクトロの安物オシロの悲しさ

数日前に記した、テクトロオシロによるスペクトル測定であるが、何かがおかしい。HとかFとか銅線とかの強い信号は確かに測定出来ていてきちんと見えるのだが、肝心の試料の信号がまるで出ない。何かnoisyである。オシロスコープの画面では、128回積算するとほとんど一直線で、ノイズなど何もなさそうなのに、数回おきにスパークのようなノイズが積分値に乗って来る。
仕方がないので、十数分の間、オシロスコープがPCに転送されるようすを、ぢっと我慢して見ていた。すると、数回に一回、転送データが確かにノイズだらけになり、まるでアベレージされていないようになっている。良く調べると、二台のうち、一台のオシロからの信号だけがそうなっている。原因は掴んだ。
転送シーケンスは、

  1. #1の現アベレージ回数をチェックして未了ならループ
  2. #1をSTOP
  3. #2をSTOP
  4. #2から転送して、RUN
  5. #1から転送して、RUN
  6. #1と#2のデータを、Re・Imともに反転信号と減算後、積分

なのであるが、三番目の「#2をSTOP」させるところで、#2のオシロスコープのアベレージがリセットされてしまうことがある!いつもではなく、数回に一回の割合である。何ということだろうか。『何ということでしょう(ロッテンマイヤーさん風に)!』
ともかくもう家に帰りたくなったので、頭をぎゅっと絞って考えた結果、「#2をSTOP」するのを止めてみた。直後にデータ転送するので、わざわざ止めなくとも良いのだ。すると、見違えたようにノイズが激減した。やれやれ。
明日の朝が楽しみである。