blochの日記

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VISAにおけるGPIBコマンド

USBの際は、viReadとviWriteさえあれば十分なのだが、GPIBはそうは行かない。GPIBには、ATNラインのon/offで切り替えられる、データモードとコマンドモードがあるのだ。データモードでは、トーカーとリスナのアドレス指定をしたり、その他、$01〜$1Fのバイナリーを送信出来る。例えば$01はGotoLocalである※。
しかし、Ni社のGPIBライブラリgpib32.dllでは、リスナーアドレスは確かにコマンド送信で行うのだが、トーカー指定は、ReceiveSetupという専用ルーチンを呼び出すことで行われ、
トーカーアドレス=$40+アドレス
や、トーカー解除(UNT、$5F)は一切使われない。なぜだかはわからない。

さて、VISAでは機器指定でviOpenとかするので、GPIBアドレスとか言う概念自体不要になっていると思われる。IFCとかはどうなのだろう。
※GotoLocal(GTL)は、LocalLockOut(LLO)を解除するコマンド。RemoteEnableモードの解除は、RENラインをdisableにすることで行われる。