メモ、φ3.56(141サイズ)のセミリジッド同軸ケーブル。熱流入が大きすぎてガスフローVTIでは4K以下に冷却出来ない。とほほ。
試料が断熱真空内の実験であれば、明らかにダメとわかる話なのだが、ガスフローVTI(Oxford)なので大丈夫な気がしていたのと、もう一つ、昨年の秋頃、ベルチエ先生に「長さが2mもあるから熱流入なんて気にしない」と言われたので、その気になって純銅のセミリジッドに交換した。コアックスから何本も買い込んだ。結果は、、、
4.2Kまでは順調に冷えるのだけれど、その下へ行かない。一瞬、冷えても、十数分で戻ってしまう。ニードルを50〜60％まで開けてもだめ。いやはや。また、キュプロニッケルのセミリジッドに戻さねば。
もしF先生が居たら「銅のケーブルを突っ込むなんてそんな馬鹿なことを！」と止めてくれましたよね、とS先生に話すと、意外なことに「2mでしょ？それもガス中。ちょっと不思議ですね」と冷静な返事が返ってきた。
