blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

圧着工具

圧着端子によって異なる工具があるのを知らなかった。マーベル社の圧着工具では、

  • 赤ハンドル、裸圧着端子・裸圧着スリーブ
    • 一番普通のネジ止め圧着端子で、かしめる部分に被覆が無いもの。スリーブは二本の線を二箇所かしめてつなげるため管で、これも被覆が無いもの。
  • 青ハンドル、絶縁被覆付閉端子
    • これはスリーブで、一方向から複数の線を入れて一箇所でかしめて繋げるもの。被覆ありで先端が閉じているもの(両端開きの被覆つきは、黄赤・赤青)。
  • 黄赤or赤青、絶縁被覆付付圧着端子
    • 一番フツーの小型圧着端子で、かしめる部分が被覆付きのもの。スリーブも、両端開でカラー被覆が付いているものもこれに該当。
    • 線と線を両側から挿して別々に圧着して繋げる筒状のタイプは中継ではなく「突合せ」(突き合わせ)と呼び、真ん中にくぼみがある。これも絶縁被覆の有無がある。
    • 線と線を重ねて一回で圧着する筒状のタイプは「重ね合わせ」と呼ばれ、同様に、絶縁被覆の有無がある。
  • 黄ハンドル、リングスリーブ
    • このスリーブも一方向から複数の線を入れて一箇所でかしめるタイプで、被覆の無いもの。片端が少し太くなっている(=リング)のが特徴。自分のところでは殆ど使わない。

となっていて大変わかりやすいのだが、ホーザンは青一色、エンジニアはサイズ別と、全く統一されていない。刃の枚数(絶縁被覆付は二枚)も異なる。その他、細い線の集合コネクタ等で使われる、左右両側から抑えるタイプは「オープンバレル型コンタクト用」と呼ばれる。
同軸の方が案外簡単だった。最近はRGタイプが主(RG58を真ん中に大中小)で、日本式(Amphenol)は、3D用に一種類用意すれば良いだけだから。