ブルックヘブン(ロングアイランド)から、フェルミ(シカゴ)へ巨大な電磁石を運んでいるという話"g-2実験"がニュースに出ていた。CNNでは、
目標とされる精度は１０億分の１４０で、これはフットボール場の長さを髪の毛の太さの１０分の１の単位まで測定する割合に等しい
と、すごそうなのだけれど、たかだか８桁。回転速度を測る(＝カウントする)のは１０桁だろうと、それ自体(磁場を止めて置くのは別にすれば)は大したことはないと思うのだけれど。でも磁場を止めておくのが大変なのだろう。
【メモ】
電子のg因子＝-2.002 319 304 361 53[53]
μのg因子＝-2.002 331 8418[13]
シュヴィンガー項：2・(1＋α/2π...)
ここだと、μ±でも実験値にずれがある。
QEDによる摂動計算＝αのべき＋質量依存項＋ハドロン＋ウィーク
物理学会誌 2006年7月号、物理学会誌 2006年7月号
