blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

ついに破綻

報告を受けた「ついに回らなくなりました、、、」

確かにネジ山が全滅している。ピッチゲージで測るとM8×0.6のようなのだが、いかんせん、ネジ山が潰れているので自信がない。バーニヤダイヤルのSwagelokの刻印を見ると、インチネジのような気もするが、それはあくまで、NY-2M-K6というダイヤル部品であって、ネジ部分ではない。ニードルバルブ自体は「メータリング・バルブ(微量流量調節用)」として売られているがあくまで普通の配管用ニードルバルブである。
速攻で図面を起こして工場へ持って行ったのだが「M8×0.6ではないのでは?」と言われてしまった。HMGさんは拡大鏡で延々と観察した後、「5/16-40ではないか?」とのこと。これだと直径7.94のピッチ0.635であり、M8-0.6とほとんど判別出来ない。ネジ山が崩れているのでピッチゲージでも厳しいのだ。ちなみにネジの呼称は5/16-40UNSとなる。末尾のSは"special"。
いずれにしても、旋盤で作るので、相手のメネジと合わせなければいけないとのこと。そりゃそうなのだが、ネジを軽く切った状態で嵌めに来て貰ってまたさらにネジ山を削って貰う、ことになるのだろうか。

もちろん、C先生へは並行して、"壊れましたメール"を出したのだが、昔の人は、「装置のネジ山を潰す」という行為は理由の如何を問わずサイテーなことである、と思い込んでいるので、一体何を言われるか怖くて仕方がない。
【後記】早急に手配していただくことになった。ねじの摩耗の件は他にも事例があるとのこと。まあ、スイッチポンで1.5Kまで2〜3時間で行ってしまい、安定に動作するのだから、一つぐらいトラブルがないと逆にだれてしまう。