blochの日記

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三線式BNCモニターケーブル

以前記したディスプレイケーブルであるが、ついにNTT-Xストアで発見した。IDK社の3BNC/HD15P-02という製品である。7000円以上と、結構高かったのだが、残り予算でちょうどだったので、思い切って買ってしまった。これは、北の方に置いてある(いや自分が置いたわけではないけど)、ネットワークアナライザの外部モニタ用に使おうというのだ。旧式でディスプレイがブラウン管でおまけにカラーなので、磁場の影響を強く受けて色ずれが著しく、齢を重ねて弱った目には耐えられないのだ。

確か、ヒューレットパッカード社製のそのネットアナをF先生におねだりして買って貰ったのは1990年頃で、当時、YKENにいたKさんに「これからはこういうのできっちり見ないとだめですよ。20dB以上落ちる棒なら広幅もバリバリですよ」と言われたのがきっかけだった。当時ちょうど、F先生に何かのお金があたった直後でそのほぼ全額を使いたい、と主張した自分に、「Bloch君、それがあれば何でも出るんですね?」と念を押されたような気がする。
それまでは、グリッドディップメータ(さすがにソリッドステート化していたのでゲートディップメータ)でQ値を推測していたような気がする。スカラータイプで十分なのだが、やはりベクトル型の方がスミスチャートが描けて、カップリングの強さがわかる方が頼もしい。
ネットアナの使い方としてはたいそうもったいない使い方で、納入業者の人に「S値プローブも全然要らないなんて、一体全体どんな使い方してらっしゃるんですか?」と聞かれたこともある。