
今までは、廻りの結晶場の方が三軸非対称と言う話はいくらでもあって、「η」と言うパラメータで表わされていた。
D項とかE項と言う話のアナロジーである。
η項つまり結晶場の三軸非対称性は、ハミルトニアンには Sx^2-Sy^2で入って来るので、もし、核側が上の話のように三軸非対称だと、どうなるのか、Sx^4+Sy^4 だろうか。
TKY先生とお昼が一緒だったので伺ってみた。
覚えていることのメモ:
- 三軸非対称な核の話自体は大昔から知られている
- 核力から計算して三軸非対称を出すのは非常に難しそうなので、今回、注目されたのはそれをやっためだろう
- 「三軸非対称な結晶場η>0とラグビーボール核の結合」と、「正方格子対称な結晶場とアーモンドとの結合」は、確かに同じではない。
- 重水素などの単純な核では電気八重極はない。但しアクチノイドなど大きな核でも必ず八重極が出るとは限らない
- 三軸非対称な核は、多くて1パーセント程度の種類
- 非対称度(=アーモンドらしさ)は割と大きく、数パーセント程度あってもおかしくない
- 魔法数付近の核は球対称に近い
- 核では電気・磁気の多極子が順番に出て来る話とは矛盾しない、E8に限った話。三軸非対称だと電気八重極が出て来る。
- これはちょっと納得できない、、、。また後で詳しく伺ってみたい。