マグネットはそもそも全体が重いので気にならないのだけれど、クライオの方は住重の冷凍機が重いので単純に吊り上げると片側に傾いてしまう。人が大勢いた頃は、あっちを支えこっちを支えで吊り上げ・吊り下げしたものである。今思うと大変な危険行為であった。「玉掛けの荷物には絶対に直接触れず、手鉤かロープを使う」のが正しい作法らしい。
さて、偏荷重の傾きを解消するには、吊り下げる位置をずらすのが正しいやり方のようで、それ専用の「チェーンスリング」も販売されている。左右のチェーンの長さを簡単に変えられる。また、ダイナミックに変えたい場合は小型のチェーンブロックを噛ませることもあるらしい。
しかし、これらはどうも自分の用途には「牛刀」である上に、万が一、操作を誤ってロックをリリースしたり(完全にリリースされることがあるのかどうかは分からない)したら大変なことになる。
長さの違う、何種類かのスリングベルト・スリングロープを揃えて置いて組み合わせるのがいいような気がして来た。いや玉掛けの免許取る方が、、、。
【メモ】スリングロープ(丸紐)は、トラスコ中山。他のメーカは殆どが平織ベルト。