blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

3Heを可搬ボンベに詰め替えた

3リットルのボンベに3Heを詰めた。ボンベアダプタの顛末はここ。六年ぶりでアルカテルの3Heロータリーを回した。自作のガスハンドリングの仕様について、配管・起動・圧力モニタなどなど、いろいろすっかり忘れていて思い出すのに数分かかった。ボンベはKF25の予備ポートに繋いだため、KF40のメインバルブは閉めたままで引き口もブランクフランジで閉じて、そうしておいて、新たにつないだ部分をターボで引き切った。次に、、、

△ハンドリングを逆回し回路(配管パネル上右を開く)にして、ポンプの背圧で1気圧まで充填。もともとのタンク圧(dump)が0.5気圧程度なので、結構、注意を要する。アルカテルのヘリウムタイトポンプは2〜3気圧まで持つそうなのだけれど、コワイので引き口と排気をショートするバルブを微調しながら、小型ボンベに1気圧まで何とか押し込めた。

△ボンベ口を閉めて、今度はハンドリングを順回し回路(配管パネル上左を開く)にして、繋いだ部分の3Heを回収する。今度は、ポンプショート弁を閉めてフル稼働。圧力はバラトロンでモニタし、0.4Torr(表示計は0.04V)まで引いた。

△タンク圧は確かに少し減っている。あとは、クライオを冷やしてチャージするだけだ。

その際、クライオとボンベの間の配管部分の回収をどうするか。1/4チューブ数十センチ、低温で圧力も相当下がっているから無視できる体積だと思うか、それとも、厳密にガスハンドリングから長い長い配管をつないで回収するか、はてさて。

【後記】クライオジェニックのジョナサンは「真空になるから安心しろ」とメールで言って来てた。確かに、百分の一気圧以下(ブルドン管ゲージで読めない程度)までなった。良かった良かった。