また知らないスケーリングのような式が出て来た。以前はグラスの臨界現象を見るVogel flucherの式だったのだけれど今回は、Kouvel-Fisherで、1/{χd[1/χ]/dT}が温度リニヤになる式。
J. S. Kouvel, M. E. Fisher Phy. Rev. 136(1064) A1626.
【メモ】
で、この、二人目の著者マイケル E. フィッシャーは、あのM. P. A. Fisherと、ダニエル Fisherの父。兄弟の共著で、vortexの話の論文がある(PRB43,130)。マイスナーとvortex-latticeの間に、fluidのごく狭い領域があるという話(ボースグラスの話は出て来ない。それはMPAの単著)。
分配関数をvotexライン上に沿った経路積分で表わし、ボースグラスに見立てる話はこの後、Vinokur&Nelsonで(PRL68,2398, PRB 48,13060)。