1.5K冷凍機のニードル弁ネジが摩耗して壊れたのを、直動式マイクロメータヘッドを転用して直したので威張っていたのだけれど、どうもリークがあるらしく、冷えた際に、ニードル弁が回らなくなる。
一般的にはリークが無くとも凍りついて回らない場合があるので、昇温降温を何回かやってみたがいつでも動かなくなる。そして、試料空間を締め切って置いたときの圧力の上昇が、degasにしては大き過ぎる。プローブを外してブランクフランジにしてもリークしているので、プローブ側のハーメチックとかではない。
さらに、件のニードル弁を締めるとリークが止まることがわかった。何と、ガスのインレット側がリークしているのであった!インレットサイドに設置してある、安全弁、ハーメチックコネクタ、インレットに個別にビニール袋を被せて、反対側から排気してみたが萎む気配はない。3Kまでは冷えるので、断熱槽にリークしていることはない。
HOS君と一緒にリークテスタ用石鹸水をかけまくったら、何と、ニードル弁の取付口からリークしていた。Oリングが、ハードタイプで太さが1mmくらいしかないタイプなのだ。何ともかとも、見たことが無いタイプ。フツーのバイトンにしてくれよ、と思いながらシリコーングリスを塗って締め直した。
リークで大騒ぎしたのは何年ぶりだろう。やはり誰かと一緒にやると発見も早いことを再確認した。全て解決したと思ったら、未だ、スクロールポンプのセルフメンテが残っていた。