blochの日記

自虐ネタ以外のぐちは書かないようにしましょう

またBNCコネクタの形式を間違えた

とほほである。以前、間違えて(RSコンポーネンツの部品写真は「代表例」が掲載されており、型番と対応していないものが殆ど)、細いケーブル用のBNCを大量に買ってしまい、くやしいので細い二重同軸G02232Dを、林栄に注文したことがあった。その時、てっきり、G02232D(ジャケット径3.10mm、ケーブルグループU4、RD-316/RG-316Dと互換)はRG-174(ジャケット径2.5〜2.7mm)の二重同軸版で、規格も同じだろうと思い込んでいた。実際、RG-223/U(U-02が芯線が細線でベター)はRG-58/Uと同じコネクタでOKである。少なくとも1GHz以下では。
そう信じていたので、RSコンポーネンツでRG-174用のBNCコネクタ546-3737を大量に買ってしまった。100個だと一つ123円まで値下げ(およそ半額)されるのだ。
ところが、届いたコネクタを合わせて見てびっくり。G02232Dは、ぎりぎり入らないのだ。スリーブ内径はφ3.0(+0.1,-0)である。
どうやら、前に買っていたコネクタはRG-174用ではなく、680-7346(TE Connectivity/メーカー型番5-1634500-0)だったらしい。どういうケーブル用なのかは、全く記載がないが、外形図を見るとスリーブのすぼまったところの内径がφ3.06となっており、外径3.10のG02232Dがぎりぎり入るのである。やれやれ。
RG-174は単シールドなので殆ど使わないからなぁ、、、。どうしよう、百個も。削ろうか。削らせようか。
【後記】いらいらしているときに自分で削ることにした。スリーブとピンと両方なのだが、テーブルバイスで挟んで作業すると結構あっさり出来る。ピンの方の孔はφ0.6のドリルをピンバイスに挟んで慎重に拡げて行く。

【後記】だいぶ慣れてきて、孔拡げも苦痛にならなくなってきた。ただ、なかなかうまく行かないのが芯線の圧着だ。専用の圧着器(それも高級品)を使うので失敗などないはずなのだが、芯線の中ほどで圧着してしまうと、芯線が曲がってしまうのだ!

写真・上は微妙に曲がった例。良く見ると先端が少し下を向いている。
写真・下は、根本ぎりぎりを圧着したので全く変型なしでうまく行った例。

【後記】フジクラの1.5D-HQ superがジャケット径3.0である(注:QEV、QEE、HQEVは一重被覆でφ2.9)。これ用の圧着SMAコネクタは楽天(マルツ)でも入手可。